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フラワーデモに参加しました

MeToo」運動をご存知ですか?

弱い立場の人を、強い立場の人が
支配しているのが、今の社会です。

強い立場の人からイヤなことをされても
弱い立場の人には「NO」と言えない。

なぜなら、自分の立場がさらに弱くなるから。

でもね。
「NO」と言わないことイコール「YES」ではない。
それを勘違いしている人が多すぎます。

 

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伊藤詩織さんを攻撃する勢力は「日本の隠された恥」とBBCが放送

伊藤詩織さんが声を上げたとき、
加害者の山口敬之氏を擁護する人たちがいました。

なぜ被害者がバッシングされるのでしょう。
女性は黙っていろ、そういう空気。
どう考えてもおかしいのです。

 

最近、性暴力被害を訴える裁判で
「無罪」判決が相次いだことを受け
裁判官のジェンダー教育を訴える声があがりました。

それに対し、弁護士を中心にあがった冷笑の声。
まるで被害者の方が悪いと言わんばかり。
本来、弁護士というのは、弱い立場の人を守るのが
仕事じゃないんでしょうか。


3月12日、福岡地方裁判所

女性が抵抗できなかった状況を認めながらも
男性が「女性が合意していたと勘違いしていた」
として無罪。

合意していたと「勘違い」していた。
それで罪がなかったことになる。

サークルの飲み会で、この男性は
「この飲み会では安易に性的な行動に及ぶ事が出来る」
と考えており、女性から明確な拒絶の意思が
示されていなかったと主張しました。

完全に一方的な、勝手な思い込みです。
「この飲み会では男性が安易に性的な行動に及ぶ」
ということが分かった上で
女性が参加したというのでしょうか。

抵抗できなかった状況を認めているのに
明確な拒絶の意思が示されていなかったって
意味がわかりません。

抵抗できなかったんでしょ?
どうやって拒絶の意思を示すんでしょう。

やったことは事実。
それによって傷つけられた人がいる。

そのことが完全に無視されています。


加害者側の主張は聞いて、
被害者側の主張が聞けないのはおかしいです。

裁判官には想像力がないのでしょうか。
なぜ傷口に塩を塗るようなことをするのでしょうか。

3月19日、静岡地方裁判所

強制性交致傷の罪に問われた男性が無罪。

裁判所は、女性が
「暴力を振るわれ反抗が困難だった」と認めた上で
女性が抵抗できなかった理由は「精神的な理由」とした。

「被告から見て明らかにそれと分かる形での抵抗は
なかった」として無罪。 

「明らかにそれと分かる形での抵抗」って何ですか?
反抗できない状態で、どうやって抵抗するんですか?
福岡のサークルの時と同じ事が、ここでも。

なぜ?

3月26日、名古屋地方裁判所

娘が中学2年生のときから性虐待をしていた父親が無罪。

中学生の娘に性虐待をすること自体が罪です。
それなのに、無罪。

裁判所は、娘への性虐待を認めながらも、
罪に問われた2年前の事件について

「自分から服を脱いだ」
「父親の車に乗ってホテルに行った」

ことを理由に
「抵抗しようと思えばできた」として無罪。

しようと思えばできた?
父親に抵抗なんて、できるわけありません。
そもそも、抵抗しようと言う気持ちすら
虐待を受け続けるとなくなってしまいます。

そういうことが分からない人間が
裁判官をやっている。恐ろしいことです。

3月28日、静岡地方裁判所

当時12際の長女を2年にわたり週2回の頻度で
強姦していた罪で問われた父親に対し
「家が狭い」ことを理由に
少女の証言は信用できないとして無罪。

児童を性の対象にした雑誌等が家から押収され
児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で、罰金10万円。

なぜ「証言が信用できない」と言えるのでしょう。
12歳の女の子が、父親に強姦されている状況を
想像できないのでしょうか。

声を押し殺して泣いていたはずです。
家族がいたなら、なおさら声なんて出せない。

裁判では物的証拠を求められますが
12歳の女の子にボイスレコーダーが準備できますか?
証言の他に、どうやってそれを証明できますか?

このように、性暴力に関する司法判決に対する疑問の声
「冷静」に封じ込めようとする空気に対し
戸惑いと怒り、疑問の声が高まりました。

そして、4月11日、北原みのりさんの呼びかけで
1回目の「フラワーデモ」が東京で開催されました。


www.flowerdemo.org

 

東京駅からまっすぐのびる行幸通りに

花を持って集まったのは、約400人〜500人。
多くが女性たち。

 

#Metoo

 

私も!
そして、

 

#WithYou

 

あなたと一緒に!

 

このデモは、5月11日には大阪・東京・福岡。
6月11日には札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・
神戸・下関・福岡・鹿児島と、全国に広まりました。

6月の神戸フラワーデモは、
5月の大阪デモに参加されていた
「ウィメンズネットこうべ」の正井さんの呼びかけで
なんと120人近い人が集まりました。

実際に性被害にあった人、
実情を知る産婦人科医師、
弁護士、学生、男性、外国籍の方。

次から次へとマイクが回ります。

みんなが「今の社会はおかしい!」と
同じ想いを抱いている。
そして、なんとか変えたいと思っている。

とてもあたたかい集会でした。

7月11日は、あいにくの雨でしたが
30〜40人ほどのみなさんと
優しい時間を共有する事ができました。

神戸新聞と、徳島新聞の記者の方が
取材に来ていました。

8月も11日(日)にフラワーデモを行ないます。
神戸は6・7月と同じ、三宮の東遊園地。
時間は未定ですが、おそらく19:00〜21:00まで。
(日中は暑くなるので避けます)

言いたい事がある方はぜひいらしてください。
その際はぜひ、花を一輪持って。

共感の輪を広げましょう。