「嫁」をやめたので、稼ぎます。

嫁をやめたら、世帯主。子どもと二人三脚の日々。

比例代表って何だ?

2019年7月21日(日)は
参議院議員選挙の投票日です。

国政選挙(国会議員を選ぶ選挙)は、
地方選挙(県会議員や市会議員を選ぶ選挙)と違って
少し分かりにくいシステムなので
私が把握している範囲で、解説をしますね。

まず、国会というのは、国家予算の審議をしたり
法律を作ったりするところです。

また、裁判所の裁判官を
罷免する(やめさせる)かどうか、検討をします。
(これを弾劾裁判といいます)

その国会に議席を持っているのが、国会議員です。

国政選挙で与えられるのは、1人2票。
投票所では2枚の投票用紙を渡されます。

1枚目は、クリーム色。印刷の文字は黒。
これは「小選挙区」の用紙です。

この用紙には、あなたが住んでいる選挙区で
立候補している人の「名前」を記入します。
1つの政党から1人の候補者しか出ないので
支持政党が決まっている人は
候補者を選びやすくなります。

一方で、支持政党がない人や、
候補者の中から選びたくない人、
候補者を決めずに投票に来た人は
白票(何も書かない)で投票したり
中には一覧から適当に名前を選ぶ人も
いるかもしれません。

立候補するには何百万というお金がかかるため
全国の小選挙区1つ1つに
候補者を擁立できない政党もあります。

そんなわけで、小選挙区制による国政選挙は
必ずしも公平な選挙になるとは限りません。

そこで頼りになるのが、2枚目の白い投票用紙。
印刷の文字は赤。
これが「比例代表」の用紙です。

比例代表というのは、政党や政治団体が得た
「得票数」に応じて(比例して)
当選者(党の代表)を決める制度です。

候補者のリストから選んで投票するか
もしくは政党・団体そのものに投票します。

たとえば「政党A」の比例代表のリストに
10人の候補者が登録されているとします。

白い投票用紙に「政党A」と書くと、
政党Aの候補者リストのうち
得票数の多い人に投票したのと同じ事になります。

さらに、参議院選挙では
政党名ではなく、候補者の名前を書いた場合
候補者の当選順位を上げると同時に
政党の得票数にもカウントされるので
1票に2票分の価値が出てきます。

政党や団体の得票数が多ければ多いほど
候補者リストに登録された人たちが
多く当選できる。

これが比例代表制です。

今、選挙権は満18歳以上の
日本国籍の人全員に与えられています。 

日本に住んでいて、税金を払っていても
外国籍のために選挙権がない人もいます。

選挙権を持っているなら、ジブンゴトとして
ぜひ興味を持ってください。

貴重な1票を無駄にしないよう、
入場券のある人は投票所に行きましょう。
当日に用事がある人は、期日前投票があります。

私たちの声を国会に届けるために
きちんと国会で発言できる人に投票しましょう。